2023年1月27日(金)
2月1日~放送の「四国まんなかWAKUWAKUステーション」。2月号は四国中央市のレトロスポットを巡ります。
いつも目にする景色でも、フィルムカメラを通すとノスタルジックで雰囲気のある1枚に…喜井リポーターがそんな写真を目指して街あるき!番組と合わせてお楽しみください。

昭和生まれには懐かしく、平成生まれには新鮮なフィルムカメラ。市内のカメラ愛好家から貴重な1台をお借りし、四国中央市にある令和のレトロスポットを巡ります。
リポーターはフィルムカメラ初心者の喜井南菜子。雰囲気のある写真撮影にトライしますが…果たしてちゃんと撮影できているのでしょうか?気になる現像写真は記事の後半で!(2月8日に写真公開しました!)

目次
愛好家自慢の1台 フィルムカメラ
「Nikomat FTN」
フィルムカメラを貸していただいたのは、市内に住む伊藤雅彦さん。コスモスチャンネルの人気アウトドア番組「レッツエンジョイ!」では、様々な自然遊びを紹介してくれています。今回はカメラ愛好家として登場。伊藤さんのコレクションの中から、企画にぴったりのフィルムカメラを教えていただきました。

Nikon「Nikomat FTN」 (発売時期:1968年)
当時の日本光学(現ニコン)が発売したフィルムカメラ。
性能:1000分の1の高速シャッターが使える。(当時の技術では最高のパフォーマンス)
露出計は中央部重点測光方式
喜井「フィルムカウンターの丸窓がかわいい!ボディは剛性感に溢れていて、ずっしりとした重量感があります。」
初めて触れるフィルムカメラに緊張気味の喜井リポーターでしたが、調整の仕方や撮影方法などを伊藤さんにしっかり教えていただきました。

こちらのカメラは、伊藤さんの学生時代の思い出の1台だそうで…。伊藤さんのアウトドアブログ「JUNGLE☆GYM」で詳しく紹介されていますのでぜひチェックしてみてください。
ノスタルジックカメラ ニコマートFT-N|JUNGLE☆GYM
http://jeep8155.com/junglegym/?p=24771
フィルムカメラを持って最初に訪れたのは、川之江の栄町商店街。旧川之江市の時代から市民の生活の中心地としてにぎわってきた商店街には、青果店や衣料品店、地域交流施設などが立ち並びます。

白賁堂 柴田モナカ本舗

安永元年(1772年)に創業。看板商品の「柴田のモナカ」は四国中央市の定番土産として有名です。土佐藩の山内公が参勤交代で江戸に登る際に立ち寄ったとされ、土佐藩の御用菓子司を務めました。
今の店舗は2020年2月にオープン。旧店舗で印象的だったなまこ壁は、新店舗にも採用されています。(なまこ壁…江戸時代の武家屋敷で用いられた様式のひとつ。防火性、保温性などに優れ、明治時代~昭和初期まで各地で見られた外壁の工法)

白賁堂 柴田モナカ本舗
アクセス:四国中央市川之江町1794-3
問い合わせ:0896-56-2232
公式HP:https://shibata-monaka.jp/
吉祥院宅善寺

四国三十三観音霊場二十六番札所。
4月には色とりどりのボタンが咲き誇り、多くの人が訪れます。2023年1月21日・22日には栄町商店街と合同で地域イベント「寺まちon2023」を開催。昔も今も、人々の交流の場となっています。
吉祥院宅善寺
アクセス:四国中央市川之江町1775
問い合わせ:0896-58-3300
公式HP:https://www.takuzenji.com/
どこかゆったりとした時が流れる栄町商店街。撮影をしながら歩いていると、思わず時間を忘れてしまいます。昔ながらの店舗だけでなく、令和にオープンした飲食店もあり、にぎわい広場の新設やイベントの開催など、新しい取り組みも常に行っている栄町商店街。広い駐車場もありますので、ぜひ散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?



川之江栄町商店街
アクセス:四国中央市川之江町1814-5
問い合わせ:0896-58-8726(川之江栄町商店街振興組合 事務局)
公式HP:https://sakaemachi.jimdo.com/
続いて、SNSで話題の新たな(!?)レトロスポットへ。川之江栄町商店街から5分程度歩くと、見えてきたのは古い一軒家。2022年8月にオープンした無人の駄菓子屋です。

ふりこらベンチ

こちらの駄菓子屋は、市内で発行するフリーペーパー「フリコラ」の編集者が開店しました。「元々空き家を使って地域コミュニティーの場をつくりたいと考えていて、みんなが集まった時、おつまみにと駄菓子を思いついたのがきっかけ」だそう。店主の思いは、生まれ育った地域に「いつでも、誰でも、気軽に立ち寄れる場所を」。約10年前から空き家になっていた古民家を借り、近隣住民に助けてもらいながら掃除や片付けをし、オープンに至りました。


ふりこらベンチ
アクセス:四国中央市川之江町1618
開店時間:9:00~19:00(年中無休)
Instagram:https://www.instagram.com/furikora/(フリコラ)
川之江地域を離れ、30分ほどかけて向かったのは土居町のとある橋。「愛媛県内で見られるのはここだけ!」という、歴史的に貴重なスポットなんです。

松風橋
明治30年代に建設された愛媛県内で唯一のレンガ造り道路アーチ橋。
名前の由来は、川の西側の「松ノ木地区」と、川の東側の「風留(かさとめ)地区」とをつなぐことから。4重のアーチ部分は長手積み、壁面は、レンガの長い面だけの列と短い面だけの列を交互に積んでいくイギリス積みになっています。



喜井「車で通行していると気づきにくいですが、橋を側面から見てみると市内にある他の橋とは全く違いますね。レンガが積み重なっていてかっこいいです。」

松風橋
アクセス:四国中央市土居町中村1208−2
※一般道路のため駐車場はありませんのでご注意ください。
コロナ禍で「人と接触せずに購入できる」と一躍話題になった自動販売機業界。コンビニがなかった時代、24時間いつでも購入できることから飲み物だけでなく温かい食べ物を販売する自販機が開発され・・・それが時を経て、令和のいま再び脚光を浴びています。
市内でも「ラーメン」・「お肉」・「ちくわ」などが購入できる、一風変わった自販機が街中に登場しましたが、それは最新のもの。
レトロスポットとして最後に紹介するのは、コロナ禍以前から地元住民に親しまれてきた「うどん」の自動販売機です。
大久保自販店 寒川販売所





こちらが自動販売機で購入したうどんです。自販機のボタンには「天ぷらうどん」と記載されていますが、出てくるのはお揚げが入った「きつねうどん」一種類。自販機の取り出し口には割り箸と薬味も用意されています。販売所には屋根がついており、ベンチもあるのでその場で海を眺めながら出来たてを味わうことが出来ますよ。
今回は寒川の販売所を訪ねましたが、うどんの自販機は市内では寒川と三島の2カ所があります。近隣で働く人や釣り人に長く愛されている昔ながらの自動販売機。まだ行ったことのない方はぜひ足を運んでみてくださいね。

大久保自販店寒川販売所
アクセス:四国中央市寒川町4765−55
大久保自販店三島販売所
アクセス:四国中央市三島中央1-11-17(三島漁協脇)
さて、フィルムカメラで撮影した写真はどんな感じで撮れているのでしょうか?
写真店に現像をお願いしたところ、「東京に送って現像をするので写真が出来るまで時間がかかります」との回答が。さらに降雪などの影響により、残念ながらオンエアには間に合いませんでした。番組を最後まで見てくださった方々、すみません!(byスタッフ一同)
2月8日、ようやく写真店に現像写真が届いたということで、すぐに喜井リポーターが受け取ってきました。このページで披露します!


現像したフィルム写真がこちら!
栄町商店街


ふりこらベンチ


松風橋


うどん自販機



白黒の写真ですが、陰影がはっきりしていて奥行きがあり、何気ない風景が一気にシックな印象になります。「伊藤さんにしっかり教えてもらったおかげです」と、喜井リポーターもほっとした笑顔。

喜井「ピントが合っているか、手ブレしていないか、など心配だったのですが、思ったよりきれいに撮れていて嬉しいです!持って帰って飾りたい~!」
これから徐々に暖かくなってきますので、お散歩や街あるきの際にはぜひカメラを持ってお出かけしてみてはいかがでしょうか。

【番組紹介】WAKUWAKUステーション #118 2月号
「四国中央市のレトロを探せ!フィルムカメラで街あるき」についてはこちらもご覧ください。
※撮影時のみマスクを外しています
筆:四国中央テレビ 岡部桃子

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