2023年2月10日(金)
市内のスポーツクラブで活動する小中学生たちがエアロビックの全国大会に出場!本番直前の練習風景や大会当日の様子をお伝えします!
軽快な音楽に合わせ、ステップを踏んで美しく技を披露する競技スポーツ、エアロビック。四国中央市のエリエールスポーツクラブには、未就学児から中学生までが所属する「ジュニア・エアロビック」の教室があります。ここで日々練習を重ねる生徒の中から、7名の選手が1月末に行われた全国大会に出場しました。
エアロビックの大会とはどんな内容なのでしょうか?本番を間近に控えた真剣な練習の様子とともにご紹介します。
目次
「エアロビ」と聞くと、まずカラフルなレオタードにレッグウォーマーを想像する人は多いのではないでしょうか?1981年に日本に上陸し、一大ブームが起きたエアロビクス。1967年(昭和42年)にアメリカのケネス・H・クーパー博士により提唱された運動処方理論が起源と言われています。ダンス形式のエクササイズとして、リズムに合わせて子どもから高齢者まで楽しく体を動かすことができることから、多くの人に親しまれてきました。
その「エアロビクス」が競技スポーツとして発展したのが「エアロビック」です。日本では「スズキジャパンカップ」や「JOCジュニアオリンピックカップ」などの大会があり、全国から集まった選手たちが技の美しさを競います。
そんなエアロビックは、四国中央市とも縁が…。2017年に開催された愛媛国体では、デモンストレーション競技の「エアロビック」の競技会が四国中央市の伊予三島運動公園体育館で開催されました。
競技会には、5部門にのべ452名が出場。誰でも参加できる部門には、幅広い年齢の人が参加し、笑顔でのびのびとスポーツの秋を楽しみました。また、この大会の開催地となったことで、市内ではエアロビックのイベントが開かれ、公民館のサークルなどがチームを立ち上げるなど、交流人数を増やす取り組みも行われました。
今回は6名の選手が「第13回全国ユースフライト・エアロビック選手権大会」へ、1名が「第18回JOCジュニアオリンピックカップ 全国エアロビック選手権大会㏌袋井2023」に出場します。
ここ数年はコロナ禍により、全国大会もビデオ審査になるなど、大きな舞台での演技披露がなかったそう。今回は多くの選手が集まる久々の大会ということで、選手たちにも気合が入ります。スタッフが取材したのは大会のなんと2日前。緊張感のある雰囲気の中で始まった練習の様子をお伝えします。
ウォーミングアップ
まずはランニングで準備運動。教室の大きな鏡で姿をチェックしたり、リズムに合わせてテンポよく縄跳びをしたりして、しっかりと調子を整えていきます。その後、美しいポーズを保てるよう体幹トレーニングや柔軟運動をし、30分ほどかけて体づくりを行います。
基礎トレーニング
音楽に合わせ、エアロビックの技や基本のステップなどを反復練習していきます。審査では、技の美しさはもちろん表現力なども基準の一つとなっており、選手たちはにこやかな表情も意識しながら取り組んでいました。
競技本番に向けて(JOCジュニアオリンピックカップ)
いよいよ、数日後に控えた大会の練習です。まずは「第18回JOCジュニアオリンピックカップ 全国エアロビック選手権大会㏌袋井2023」に出場する岡田愛夏さん(上分小学校5年生)が演技を披露しました。
年中児のときにエリエールスポーツクラブでエアロビックを始めたという岡田さん。その上達ぶりから、より高いレベルの環境で練習できるようにと小学3年生からは週末に岡山のOSKスポーツクラブにも通い、練習を重ねています。
今回の大会には、OSKスポーツクラブの選手2名と一緒に「トリオ」という部門で出場。1分20秒の競技時間に、「AMP(エアロビック動作パターン)」と呼ばれる技を連続して行う採点種目です。岡田さんは昨年のこの大会で全国2位を受賞。さらなる高みを目指し、ひとつひとつのジャンプやポーズをしっかりと確認していました。
競技本番に向けて(ユースフライト・エアロビック選手権大会)
続いて、「第13回全国ユースフライト・エアロビック選手権大会」に出場する選手たちが本番さながらの練習を行いました。出場するのは、森田結捺さん(川之江北中学校2年)・竹本彩乃さん(川之江北中学校1年)・森田捺珠さん(川之江小学校6年)・高橋姫依さん(松柏小学校6年)・矢野有花さん(川之江小学校6年)・守屋美飛さん(妻鳥小学校3年)です。
6名の選手はこの大会の「ユースB」に出場。30分間という長い競技時間の中で連続的に技を披露するため、かなりのスタミナが求められる競技です。そのなかで全身を使った表現力や技術を審査されるので、ウォーミングアップでの筋トレや縄跳びなどの運動がここに活きてきます。
全国レベル選手を指導 塩入久恵コーチ
生徒たちを指導するのは、エアロビックの指導歴約33年の塩入久恵コーチ。大学卒業後に務めたスポーツクラブでエアロビックのインストラクターになったのがきっかけで、その後、フリーに転身。エリエールスポーツクラブでの指導は長く、これまでも多くの生徒を全国大会へと導いており、現在は愛媛県エアロビック連盟の代表理事も務めています。
エアロビックは表現するスポーツですが、体力面だけでなく「一生懸命さ」や「感謝する」といった精神面も大切なのだと、塩入さんは話します。
「保護者の皆さんが応援してくれて、今の自分があるんだよ、ということを常に話しています。」
塩入コーチ「感染症の影響で練習が中止になったり学校関係の都合で制約もあったりする中でも、生徒たちは自主練習を欠かさず行ってきました。長い期間、基礎からしっかりと練習を積み重ねてきた子たちなので、本番では一生懸命頑張ってほしいです。」
選手のみなさんに、間近に迫った大会への意気込みや、エアロビックの楽しさ・始めたきっかけなどを聞いてみました。
※選手7名全員のインタビューは四国中央テレビの番組「コスモスタイム」で放送しました。
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【JOC出場・岡田愛夏さん】
Q.エアロビックの楽しいところは?
音楽に合わせて、軽快なステップで踊るところです。
Q.得意な技はありますか?
Lサポートの1回転です。
Q.大会ではどんなことを意識して頑張りたいですか?
今シーズン最後の演技なので、全力で楽しんでみんなに感動を与える演技をしたいです。
【ユースフライト出場・森田結捺さん捺珠さん姉妹】
Q.いつから教室に通い始めたんですか?
結捺さん)お母さんに教えてもらって、2人で同時に入りました。小学校3年生から始めました。
捺珠さん)私は小学校1年生からです。
Q.塩入コーチはどんな先生ですか?
結捺さん)やさしいし、とても分かりやすく教えてくれます。
Q.エアロビックの好きなところは?
捺珠さん)楽しく踊れるところです。
Q.大会に向けて意気込みをお願いします!
結捺さん)練習の成果を出し切って全力で頑張ってきたいです。
捺珠さん)練習してきたことを発揮できるように笑顔で頑張ってきたいです。
静岡県袋井市の総合体育館で1月28日、29日にそれぞれ開かれた2つの大会。競技会に同行した塩入コーチに会場の様子をレポートしていただきました。
1/28「第13回全国ユースフライト・エアロビック選手権大会」
塩入コーチコメント
「全国大会という緊張する大舞台で、40分間の長い間、集中して動くことができる、魅せる事ができる選手になれる様に頑張ってほしいと思います。」
1/29「第18回JOCジュニアオリンピックカップ 全国エアロビック選手権大会㏌袋井2023」
塩入コーチコメント
「何年も技を磨き努力した結果をおよそ2分間に全て出し切る個人の演技の完成度は高かったと感じます。トリオ演技は嬉しさも悔しさも共有し、切磋琢磨した経験はこれからの糧になると思います。」
コロナ禍のため、ここ数年は全国規模の大会ではビデオで審査が行われるなど、大舞台での演技がなかなか叶わなかったエアロビック競技。久々の対面審査に、どの選手も意気込んで参加しているようでした。市内から出場した7名も、堂々とした演技を披露。貴重な経験になったようです。みなさん、お疲れ様でした!これからも頑張ってください!
エリエールスポーツクラブ ジュニア・エアロビック
[教室]
キッズクラス(幼児~小学低学年程度)
木曜日 16:30~17:20
ジュニアスポーツエアロビッククラス(小学生以上)
木曜日 17:30~19:00
土曜日 9:00~10:30
[住所]
四国中央市村松町722-1
[お申込み・お問合せ]
エリエールスポーツクラブ
TEL 0896-24-3688
公式HP https://www.elleair-life.co.jp/
コスモスタイムニュース
「市内から7名がエアロビックの全国大会に出場!」もぜひチェックしてみてください!
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また、練習の様子をさらに詳しくお届けする「Eventぽけっと」が2/23(木)14時~から放送開始します!ぜひご覧ください。
筆:四国中央テレビ 岡部桃子
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