2023年3月24日(金)
笑顔がもたらす健康効果って?コロナ禍に負けず、元気にハツラツと活動する「笑いヨガ」ボランティアの皆さんを取材しました。
マスクの着用が個人の判断となり、これまでに比べマスクを外して人と接する機会が増えそうな今年の春。長引くマスク生活の影響で、表情筋が凝り固まってはいませんか?
中之庄公民館で月に1度開催している「笑いヨガ」では、感染症対策を万全に行いながらコロナ禍にも負けず、参加者がはつらつとした笑顔で体と心の健康体操を行っています。「地域の人が明るく笑顔で生活できるように」、主催するボランティアメンバーに話を伺いました。
目次
・笑いヨガってどんなヨガ?
・四国中央笑いヨガボランティアの活動
・笑いヨガに行ってみた!
・歌って・踊って・脳トレも!?
工夫たっぷりの楽しい1時間
・笑いヨガを通して目指すこと—鈴木代表コメント
・活動紹介【場所・日時・お問合せなど】
・オンエア情報
「笑いヨガ」ってなに?普通のヨガとはどう違うの?そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
笑いヨガは、ヨガの発祥とされるインドで、医師のマダン・カタリア氏によって考案されました。約4500年の歴史を持つヨガと比べて、笑いヨガは1995年に考案された新たな形の健康法です。
笑いには、ストレスホルモンの減少や幸せホルモンと呼ばれるセロトニン・ドーパミンの分泌を促す効果があり、免疫力を上げ自立神経を整えてくれます。この心理的・身体的効果などに注目し、掛け声やリズムに合わせて「体操として笑う」ことを提唱しているのが笑いヨガです。
笑いヨガが誕生すると、その取り組みはインド全土に知られ、今ではヨーロッパやアメリカを始め世界100か国以上に広がっています。
笑いとヨガの呼吸法を組み合わせて行われる「笑いヨガ」。手拍子をしながら「ほっほっ、ははは」と掛け声を発する基本のフレーズを中心に、様々な種類のエクササイズがあります。座ったままでき、とても簡単ですが、しっかりとヨガの動きに基づいた動作をすることが出来ます。
笑いヨガは国内にも多くのクラブがあり、福祉施設やイベントなど、様々な場所で活動が行われています。
四国中央笑いヨガボランティアは、2015年に発足。笑いヨガティーチャーの鈴木孝子さんを代表に、現在8名がボランティアメンバーとして所属しています。活動は、毎月第2火曜日に中之庄公民館で行っている笑いヨガクラブが中心。依頼を受けて、市内の施設やイベントで笑いヨガ講座を開くこともあります。
3月14日、月に1度の笑いヨガクラブにお邪魔すると、28名の参加者が和気あいあいと集まっていました。中之庄地域に住むご近所さんたちや、初めて参加する人、中にはタクシーで少し離れた自宅から、という人など、市内全域から訪れているそうです。感染症対策のため扉や窓を開けて換気を行い、十分な間隔を空けて椅子が配置されています。
基本的には、椅子に座った状態で手拍子や腕・足のストレッチを行います。代表の鈴木さんが、「今日はあったかいねぇ~」と参加者に話しかけながら笑いヨガがスタート。手を合わせて笑いながら会釈する「あいさつ笑い」や、笑いながら相撲を取るような動作を行うもの、WBCで今話題の「ペッパーミルパフォーマンス」の動作を取り入れたものなど、次々と笑いヨガが登場します。
鈴木さんによると、基本の形をベースに、その時の流行や季節感を取り入れて新しい笑いヨガを作っているそう。「もうすぐ薄着の季節になるけんね、気になるおなか周りの脂肪を他の人にあげちゃいましょう!『ダイエット笑い』いきますよ~!」と、思わず笑ってしまうトークも魅力です。 参加者同士が顔を見合わせながら笑顔で体を動かすことで、より楽しくトレーニングをすることが出来ていると感じました。
1時間ほどの笑いヨガには、メンバーが盛り込んだ様々なコーナーが登場します。
鈴木さんが笑いヨガの研究会などで得た学びを紹介するコーナーでは、「季節ごとの体調の整え方」や「生活の中で注意したいこと」などを分かりやすく説明。高齢の参加者や一人暮らしの人もいることから、月に一度の機会に知識を共有したいと取り組んでいるそうです。
また、「脳トレ」コーナーでは、スライドに映ったカタカナのなかから「違う文字」を見つけるゲームを開催。心身のエクササイズだけでなく、頭の体操の時間も設け、参加者が飽きずに過ごせる工夫をしています。
最後には、誰もが知っている名曲を口ずさみながらダンス!「水戸黄門」のテーマや、「瀬戸の花嫁」、「明日があるさ」などを、ピアノとオカリナの生演奏で歌って踊りました。
「みんなと歌うけん楽しいね」、「これが一番好きなんよ」。このコーナーは常連の参加者の皆さんも特に楽しみにしているようで、曲が始まるとノリノリで体を動かしていました。
ほかにも、サラリーマン川柳を全員で読み上げるコーナや(面白くて読む途中で笑う人続出)、毎月お誕生日の人に向けてバースデーソングを歌うコーナーなど、ボランティアメンバーが趣向を凝らした企画で会場を盛り上げていました。
笑いヨガの講師を務める鈴木さんが体操の間にたびたび口にしていたのが、参加者に寄り添うような言葉。
「体がしんどい人は無理せんのよ。私も人のこと言えんけんね(笑)」
「つらい時もようけあるよねぇ」
「でもマイナスなことばっかり考えよったらね、いかんなと思って。私も気持ちだけは明るくするようにしとるんよ」
会場の一人ひとりに声をかけるように、にこやかにそう話す姿が印象的でした。
鈴木代表:人生には楽しいことだけでなく、つらいこと悲しいこともたくさんある。笑いヨガは、そんな時でも前を向けるように「笑える自分を作る」ためのトレーニングだと思います。地域のみんなが明るく笑顔で生活できる、ということが願いですね。笑いの体操の良さを、ぜひ多くの人に感じていただきたいです。
中之庄公民館の笑いヨガは、市内のどなたでもご参加いただけます。笑顔が自然とあふれる空間に、ぜひあなたも参加してみませんか?
四国中央笑いヨガボランティア
[笑いヨガ開催日について]
日時:毎月第2火曜日 10:00~(1時間程度)
会場:中之庄公民館 四国中央市中之庄町108
[お問合せ]
四国中央市ボランティア市民活動センター
TEL 0896-28-6039
公式HP http://www.volun.jp/
コスモスチャンネルで放送中!
「やってみんの:四国中央笑いヨガボランティア」もぜひご覧ください。
2023年3月27日(月) ~4月2日(日)
コスモスタイム内の「やってみんの」特集で放送予定
そのほかの放送日を知りたい方は・・・
コスモスチャンネルウェブの「検索」欄で「四国中央笑いヨガボランティア」と検索してください。
放送日が決定している場合は日時が表示されます。
※放送日が未定の場合は表示されませんので、お電話にてお問合せ下さい。
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筆:四国中央テレビ 岡部桃子
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