国指定重要文化財 真鍋家住宅 茅葺葺き替え工事
2019-06-02
国指定重要文化財である真鍋家住宅では、茅葺屋根の葺替えや、部分的な
修理が行われています。
真鍋家住宅は、切山地区に位置し、江戸時代中期ごろに建てられたと
いわれています。
旧山田井村でもっとも古い住宅と伝えられており、県内でも極めて
古い建物です。
昭和45年に文化財に指定されて以降、昭和53年から54年にかけ
解体修理が、また平成元年と平成8年に屋根の葺替えと部分修理が
行われています。
前回の修理から20年以上が経過し、茅葺が腐って形が崩れるなど、
老朽化が進んでいたことから、保存修理が行われることになり、
昨年11月から工事が行われています。
屋根の葺替えは、現時点で8割ほど作業が進んでいるとのことです。
2日は、地域の遺産などをめぐる、四国中央ふれあい大学事業
「まちを行く 金生・切山編」の参加者一行が、向山古墳や生き木地蔵などを
訪れたあと、真鍋家住宅で現在の茅葺屋根の修理状況などを見学しました。
現地では、現場管理を請け負う文化財建造物保存協会の職員が、
修理の概要について説明し、参加者は足場の上に上がって、現在修理されている屋根を
間近で見学しました。
真鍋家住宅の保存修理は、今年の8月まで行われます。
放送 井端