高知自動車道上り線 一の瀬第一トンネルで合同訓練
2019-06-12
6月12日、高知自動車道上り線で現在通行止めとなっている新宮IC
から大豊ICの、一の瀬第一トンネルを利用して、交通事故を想定した
合同訓練が行われました。
これは、高速道路の安全性の向上を目的に西日本高速道路会社が行ったもので、
高知県警の高速警察隊や高知医療センターDMATのほか、
四国中央市消防本部など、7機関が参加しました。
平成22年から、地図上での訓練を行っていましたが、昨年から実際の
道路を使った訓練が行われており、昨年11月の高松道での訓練に続き、
2回目となります。
訓練はトンネル内を走行していた大型バスに、後ろから普通乗用車が
追突。 双方が壁に衝突し、多数の負傷者が出たという想定で行われ
ました。
今回は、それぞれの機関の連携をより強めるため、参加者には事前に
訓練内容は知らされず、その場での対応が求められました。
訓練では、バスの運転手が乗客の無事を確認した後、トンネル内にある
緊急電話で通報。 その後、警察や消防、救急隊などが駆けつけ、
現場の安全確保や自力で脱出できない負傷者の救助などが行われました。
トンネル内ということもあり、薄暗く、音も反響して聞きずらいなど
より難しい環境の中、参加者は、人名と安全を最優先に、こまめに情報を
伝え合い、互いの連携を深めていました。
西日本高速道路会社では、今後も訓練を行っていきたいとのことです。
放送 井端