南小学校 防災研修会
2019-08-28
8月27日、南小学校で、防災研修会が行われました。
これは、南小学校が取り組むコミュニティスクールの活動の一環として、
子どもの命を守るために、まずは大人がつながることを目的に行われたものです。
コミュニティスクールとは、学校、保護者、地域の人たちが意見を出し合いながら
学校の運営を行っていく仕組みのことで、今年度はモデル校として、南小学校を含む
5校が実施しています。
今回は、教職員や保護者、地域住民らのほか、燧灘防災会のメンバーも参加し、
大規模災害を想定した、避難所運営ゲームHUG(ハグ)が行われました。
避難所運営ゲームHUG(ハグ)とは、避難者の年齢や性別、それぞれが抱える
事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、
また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを想定するゲームで、
静岡県が開発したものです。
今回は、真冬の12月20日、四国中央市でマグニチュード9.1、震度7の地震が
発生したという想定で、それぞれのグループ毎に、避難者が生活するスペースに
見立てた平面図に、避難者カードを並べていきました。
途中、災害対策本部から危険な場所を立ち入り禁止にしてくださいといった指示や、
物資の提供、トイレに行きたいがどこにあるかなどの細かな指定に対して、
参加者たちは、次々に来る避難者の対応と同時に平行して行う難しさを実感して
いました。
南小学校では、今回の訓練も踏まえ、燧灘防災会とも協力して、より大きな災害を
想定した避難所運営マニュアルを作って生きたいとのことです。
放送 井端