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こいのぼり製造大詰めを迎える

2020-01-10

男の子の健やかな成長を願う5月の端午の節句に向け、妻鳥町の「村上鯉幟商会」で、こいのぼり作りが大詰めを迎えています。出荷は2月初旬から本格化し、全国に向けて発送します。

 

 

 

 

 

 

同社は、長さ10㍍の屋外用から、38㌢の室内用まで約30種類を製造。10日は川之江町の工場で職人6人が作業をしました。
コイがプリントされた生地を、はさみや裁断機を使って手際よくかたどっていきます。素材はポリエステルが中心で、発色が良く耐久性があり、軽くて膨らみやすいメリットがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うろこには、縁起のいいタンチョウヅルが羽を広げた模様をあしらい、金粉を混ぜたのりをへらなどを使って生地に刷り込みます。

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンは1万5千セットの出荷を予定しています。加速する少子化の影響などで近年出荷量は減少しており、女の子向けのピンクのコイのほか、外国人にアピールするためコイに歌舞伎の隈取りをした新商品を手掛けるなどさまざまな取り組みをしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

村上将士社長は「こいのぼりは神様に子どもが生まれたことを知らせて見守ってもらおうという日本の伝統文化。これからも伝えていきたい」と話しました。

取材協力・愛媛新聞社

放送:西川

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