川之江八幡神社 百手祭
2020-03-02
1008本の矢を放ち、家内安全や無病息災を祈る、百手祭が3月1日、川之江八幡神社で開催されました。
百手祭は川之江八幡神社の伝統行事として、川之江町内25区が毎年持ち回りで行っており、今年は東浜自治会が担当しました。
祭りでは、はじめに本殿で神事をおこないました。今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、本殿へは最小限度の人数が入るなどの配慮がされました。
その後、矢を射る射手(いて)の代表2名が「鼻つき飯」と呼ばれる大盛りに盛られたごはんをたいらげました。
袴姿の射手24人は7人ごとに交替で、およそ14メートル先の大的(おおまと)の中心に吊るされた土器(かわらけ)と呼ばれる素焼きの皿めがけて矢を放ちました。かわらけが射抜かれる度に太鼓が鳴らされ、見物客からは歓声があがりました。
矢を1008本放ち終えると、最後に土器(かわらけ)よりもさらに離れた位置にある金的(きんてき)を狙いました。
祭りの終わりをつげる2枚目の金的が射抜かれると「おお!」というひと際大きな歓声が沸き起こりました。
当日は、まだ肌寒さの残る一日でしたが、会場は伝統行事を楽しむ人の熱気で包まれていました。