四国中央市が鳥獣害対策にリーフレット発行
2020-05-11
作物を食べ荒らすなど、農家の深刻な悩みの種になっている有害鳥獣。これを受け四国中央市は、野生鳥獣肉(ジビエ)を活用したレシピなどをまとめたリーフレットを発行しました。
リーフレットはA2サイズで、新宮地域で鳥獣害対策に取り組む市地域おこし協力隊員の青木藍さんが制作。鳥獣害に関する基礎知識を子どもから大人まで広く伝え、適切な対応につなげてもらうのが狙いとのことです。
リーフレットには、有害鳥獣による全国や県内の農作物食害、家屋侵入、交通事故といった被害の現状と原因、電気柵設置など対処法を掲載。月別に被害発生の場所や作物の種類が一覧できるカレンダーに加え、捕獲や駆除をするための行政への申請手続きを猟銃免許の有無などに分けて図解しています。動物のイラストや写真も交え、分かりやすいレイアウトに仕上がっていました。
捕獲鳥獣の活用例として、ジビエ料理のおすすめレシピを盛り込んだほか、青木さんが研究を進めるイノシシ脂を使ったせっけんも紹介しています。
リーフレットは、市新宮庁舎・市政策推進課で400部発行するとのことです。
取材協力:愛媛新聞社