2019-05-12

市内外の山野草愛好家らで作る川之江緑風会の作品展が、５月１１日と１２日の二日間、川之江文化センターで開かれています。

川之江緑風会は１９６９年に結成され、作品展は今年で５１回目を迎えました。現在、１８名の会員が月に１度、川之江ふれあい交流センターで盆栽の手入れや展示の仕方を勉強しています。会場には、鉢や盆栽の配置にこだわった、席飾り３５点が展示されています。

席飾りは、メインとなる盆栽と、それを引き立てる盆栽、その間に木で作られた生き物や石などの置物を配置し、構成する要素の数を奇数でまとめるのが基本といわれています。

ＣＤの上に鉢を置いて、キラキラ光る表面とシックな鉢のコントラストが斬新な作品や、棚を使っていくつかの小さな盆栽を配置することで、可憐な庭が部屋の片隅に出現したような、素朴ながら、個性の光る作品が並んでいます。

初日となった１１日の午前中、既に会場は多くの愛好者で賑わい、お気に入りの作品を見つけては写真を撮ったり、出展者に作品の制作過程やコツなどを聞いたりしていました。

また、会場の外では山野草の即売会も行われ、訪れた人はじっくりと苗を選んでいました。

緑風展は１２日まで開かれています。初夏をむかえ、一気に山々の緑も濃くなってきました。街中で楽しめる、自然の造形美の数々を見に訪れてはいかがでしょうか。