2024年8月1日(木)
この夏、市内で「まちの未来を考える」様々なイベントが行われています。
誰もが住みやすくなるためには?災害に強いまちとは?
幅広い世代が意見を交わした3つのイベントをご紹介します。番組を観ながら、あなたも一緒に考えてみませんか?
「男女共同参画社会の実現を目指す豊かで住みよいまちづくり」、「広い視野で人との違いを認め合うまちづくり」、「個人が自分らしくポジティブに行動できるまちづくり」を共に進めることを目的とし、2019年に設立された四国中央市男女共同参画推進ネットワーク会議「TOMONI」。現在、8名が活動を行っています。
その取り組みのひとつとして、TOMONIは7月に「消滅可能性自治体から考える住みやすい街とは」というテーマで街づくり座談会を開催しました。
「消滅可能性自治体」とは
2024年4月。民間組織「人口戦略会議」は、将来的に「消滅の可能性がある」744市町村を公表。2020~2050年の30年間で、子どもを産む中心世代の20~30代女性が半数以下になるとの推計が根拠。「消滅」とは、その地域の人口減少が進み、自治体運営が立ちゆかなくなる状態を指す。
その「消滅」の可能性があるとして、今回初めて四国中央市がリスト入りした。
会には約30名が参加。
初めに消滅自治体についての説明が行われ、TOMONI会長の田野奈々重さんは「人口の減少は国の大きな課題。子育て支援も重要だが、誰もが生きづらさを抱えることなく自分らしく生活できる社会づくりもとても大切」と話しました。
参加者たちはグループに分かれ、
①四国中央市が消滅可能性自治体に該当すると聞いた時にどう感じたか
②あなたにとって魅力ある街はどんな街か
といった内容で意見交換。
最後にはグループの代表が、それぞれ話し合いで出た意見を発表しました。
「これからの四国中央市を支えていく子どもたちを応援したい。市内には様々な子育て支援団体が活動しており、市がリーダーシップを持って各団体の取りまとめをすることで、さらに支援が充実するのでは」
「四国中央市には遊ぶところも魅力もいっぱいあるが、情報がうまく発信できていない。情報を集約して市外へ積極的に発信することで、観光客も訪れるのではないか」
グループワークを行う中で、市内では自分の知らないところで様々な活動が行われていて驚いたと話した参加者たち。四国中央市が合併して20年が経ちますが、その広いエリア故、“各地の魅力的な活動を伝えきれていない”という課題も見えてきました。
迫る人口減少に対して、消滅可能性自治体としてどう立ち向かうのか。
今回の座談会は、その糸口をつかむ第一歩になったのかもしれません。
「住みやすい街づくり座談会2024」ノーカット番組は
8月24日(土)9時~ 初回放送です!
その他の放送日は番組表をご覧ください。
「若者とざっくばらんに“ふるさとのこれから”を話したい」
そんな思いから市議会は、若者と交流しながら四国中央市の未来について語り合うイベントを開催しました。
参加したのは、地元の高校生、四国中央医療福祉総合学院や愛媛大学社会共創学部の学生、市や四国中央テレビの若手職員などおよそ20名。市議会議員を含めた5~6人ごとに分かれてグループワークを行いました。
第1部では、地域で活躍する若者として、地域おこし協力隊・新宮地域担当の大廣将也さんと、新宮に工房を構える手漉き職人の大西満王さんが登場。
新宮の自然の魅力や、地域の伝統文化である手漉き、そして自分たちが活動してきた内容などについて紹介しました。
続いて参加者は、「文化と伝統」「観光と地域資源」「公共施設」という班ごとに振り分けられた3つのテーマについて、市内の現状や課題を話し合い、解決や実現に向けたアイデアを出し合いました。
「寒川ビーチをもっと周知するためにスポーツイベントを行う」
「小さい子供でも遊べるものを」
「水引や手漉き和紙の魅力を知ってもらうためにイベントを行いSNSで発信してもらう」
「市の歴史を知ってもらうために、学校教育で地域についての学びを増やす」
「夕日の綺麗な場所をPRする」…
10代後半~20代前半の若い世代の参加者たち。学生の目線からのアイデアやSNSを活用した取り組みなど、様々な意見が次々と飛び出しました。市議会議員はそうした意見に嬉しそうな表情。経験談を話しながら実現可能かどうかなどの考えを伝えていました。
第2部では、四国中央テレビが企画した「みんなのまちづくりサミット」を開催。
愛媛大学社会連携推進機構 大本敬久准教授をアドバイザーに、第一部で話し合った意見をさらに深めたり、地域創生のアイデアを出し合いました。
大本准教授は、『香川県 父母ヶ浜の来訪者を分析すると、四国中央市から訪れる人が松山市や高松市より上位に入っている』と紹介し、寒川ビーチなどの市内の名所を環境資源として活用していく方法があるのではないかと問題提起。
そのほかにもしこちゅ~ホールや霧の森の来訪者出身地や年代を紹介しながら、市内施設の特徴を解説しました。
参加者は、「もっと芸能人を四国中央市に呼んでほしい」「道路整備を進めてほしい」など、よりよいまちづくりの実現に向けた意見を出し合っていました。
四国中央テレビからイベントに参加した西村さんに感想を聞きました!
自分と同年代の方や、学生の方が積極的に意見を出していたのが印象的でした。かなり具体的な案も多く、住んでいる街への関心が高いと感じました。議員のみなさんも「こうした事例があった」と具体的な話をされていたり、熱心に意見を聞いている様子でした。今回の意見交換が、今後の市政にプラスに反映されていったら嬉しいです。
「議員と『未来の四国中央市』語ろうや!みんなのまちづくりサミット」ノーカット番組は
8月17日(土)9時~ 初回放送です!
その他の放送日は番組表をご覧ください。
「いつか来るその日、その時のために—」
四国中央市のまちづくり団体「four-C」が、市制20周年記念事業として防災シンポジウムを開催しました。
2011年の東日本大震災の後、復興支援活動や現地視察を重ねてきたfour-C。
2022年に復興状況の視察に訪れた際には、前陸前高田市長の戸羽太さんと交流しました。その際、メンバーたちの「震災とその後の経過を四国中央市の人にも聞いてもらいたい」という思いに、戸羽さんが賛同。今回のシンポジウムでは、パネラー・記念講演を務めました。
また、東日本大震災発生当時の四国中央市長、井原巧 衆議院議員や、HITO病院の石川賀代理事長、石川剛 愛媛県議会議員がパネラーとして登壇。各分野から意見を述べました。
記念講演では、戸羽さんが震災当時の状況や現在までの活動などを説明。
「自分ごとになっていないというのが、防災を語るときに一番の問題だ。そしてこれは永遠の課題だ」と話しました。
シンポジウムでは来場者からの質疑応答も行われ、「学生で市外に通学しており、電車で沿岸部を通り抜けるルートを通っている。災害時は公共交通機関はどういう体制になっているのか」といった具体的な質問も挙がりました。
four-C代表の土屋浩也さんは、「災害が起こる前に、常に様々なことを想定して準備をしておかないといけない。そしてその思いを行動に移すことが大事」と、自らが考え行動することの大切さを訴えます。
明日来るかもしれない大災害。その時、少しでも落ち着いて安全に行動できるように—小さなことから始めてみませんか。
「防災シンポジウム」ノーカット番組は
8月26日(月)9時~ 初回放送です!
その他の放送日は番組表をご覧ください。
災害に強いまち、誰もが住みやすいまち、活気あふれるまち…あなたは、どんな四国中央市の未来を描きますか?
市民ひとりひとりが考え、活動していけば、その先にきっと希望あふれる街の姿が見えるはず。番組を通して、ぜひ一緒に考えてみてください。
記事で紹介したニュース・番組動画は、配信サービスで視聴できます。
2024/7/5 コスモスタイム「住みやすいづくり座談会2024」
動画を観る▼
コスモスコレクション(当社インターネットご加入者様限定)
2024/7/6 コスモスタイム「議員と「未来の四国中央市」語ろうや!」
動画を観る▼
コスモスコレクション(当社インターネットご加入者様限定)
2024/7/13 コスモスタイム「市政20周年記念事業 防災シンポジウム」
動画を観る▼
コスモスコレクション(当社インターネットご加入者様限定)
コスモスプラス(当社スマホサービスご加入者様限定)
筆:四国中央テレビ 岡部桃子
近年、頻発している大規模災害。豪雨・地震…四国中央市を災害が襲ったとき、ケーブルテレビ局では何が出来るのか。
市民の皆さんの安心・安全のための、日頃の取り組みや緊急時の対応を紹介します。
2024年9月27日(金)
2021年にスタートした市民投稿企画「撮りたて!しこちゅ~倶楽部」。
四国中央市の景色やイベントなど、市民の皆さんが撮影した写真や動画を紹介しています。
SNSにアップされた投稿数は約5,000件!
どんな人が、どんな投稿をしているの?常連の投稿主3名のインタビューも掲載しています。
2024年9月1日(日)
西村&岡部が天満沖で夏のキス釣りにトライ!
今年の5月に営業を始めた「アオハタ渡船」の『ちょい釣りプラン』を体験してみました♪
2024年7月19日(金)
7/2から放送の釣り吉7月号は、釣り初心者の西村リポーターが登場!
四国中央市の釣りサークル「ツリス」の皆さんと初夏の夜釣りにチャレンジしました。果たして釣果は!?
2024年6月24日(月)