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新番組「みんなで防災」市内の自主防災活動にフォーカス[第1回は井地町]

2024年12月17日(火)

年々、甚大化する自然災害。
“もしも”の時、住民たちが力を合わせて助け合い、命をまもることが被害を抑えることにつながります。
新番組「みんなで防災」では、市内で活動する自主防災組織を紹介します。

新番組「みんなで防災」

「みんなで防災 井地町自主防災会」より

市内の自主防災組織を紹介する新番組「みんなで防災」。
近年、甚大化する自然災害に備え、市内では多くの自主防災組織が活動しています。ご近所付き合いがかつてよりも希薄になりつつありますが、災害が起こった際には住民らが協力して助け合い、避難や救助活動を行わなくてはなりません。

この番組では、市内各地の自主防災活動を取材し、活動内容やリーダーたちの思いを紹介していきます。市内全体の防災意識向上や、参加者の増加、さらなる防災活動の盛り上がりにつながれば幸いです。

自主防災組織とは

自主防災組織とは、地域住民が「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識に基づき、自主的に結成する防災組織のことです。

災害が起きたとき、命をまもるために不可欠なのが「自助」「共助」「公助」。
「自助」は、災害が発生した際に自分自身と家族の命をまもること。
「共助」は、自分が住んでいる自治体などで、近隣住民たちと協力して避難活動などを行うこと。
「公助」は、市町村や消防、自衛隊などの公的機関による救助・支援活動を指します。

災害時、市は防災関係機関と協力し活動を行いますが、大規模災害が発生した直後は、道路の寸断などにより迅速な対応(公助)が困難なことも予想されます。

そんな時に重要になってくるのが、自主防災組織を中心とした住民自身による「共助」です。
例えば、避難所の開設は市が行いますが、その後の運営は避難者である住民たち自身が担います。仮設トイレの設置、非常食の管理・配布、居住スペースの確保…。災害直後の混乱した状況の中、できるだけ早くこれらのことを決め、安全な避難所を住民たちで作らなくてはなりません。
 

「みんなで防災 井地町自主防災会」より

“もしも”の時に、誰が、どのような役割を担うのか、どこに集まって、どう行動すればいいのか。
自主防災組織は、災害時のそうした混乱をできるだけ抑えるため、日頃から避難訓練や防災訓練を行っています。
その地域の住民が多く参加することで、どんな人が近所に住んでいるのかが分かり、非常時に手助けが必要かどうかの判断や、避難が遅れている人の把握もできます。また、お互いの顔を覚えて声をかけあうことで、急増している強盗や詐欺などの被害を未然に防ぐなど、地域全体の防犯意識の向上にもつながります。

第1弾は井地町自主防災会

初回でお邪魔したのは、川之江の井地町自主防災会。281世帯が住み、エリア内に製紙工場を抱える井地町は、川之江地域の中でも大きな自治体です。
2013年には、丸住製紙と「災害に強いまちづくり応援協定」を締結。非常時の駐車スペースの解放や、非常食の提供、工場で働く職員の安全確保など、企業と自治体がお互いに協力し合う取り組みは、市内で初めてのことでした。

そんな井地町では、年に1回、防災訓練を実施しており、避難訓練と防災倉庫の点検を欠かさず行っています。
今回はさらに、市の補助金で購入した簡易トイレやテントなどの防災備品を実際に使い、より実践的な訓練を行いました。

自分たちで設置・運営!防災訓練

避難訓練の様子(「みんなで防災 井地町自主防災会」より)

当日は、以下のような想定で避難訓練が行われました。
【10月20日の午前8時30分頃、高知県沖を震源とするマグニチュード9クラスの巨大地震が発生。多くの建物が倒壊し、津波の恐れあり。】

この日は小学校の参観日と重なっていたため例年より少なかったものの、住民約90人が指定された一時避難所に集合。各区班長が点呼などを行いました。訓練には、井地町に本社と工場がある丸住製紙・三木特種製紙の職員も参加しました。
避難者は実際に歩くことで、ルートや所要時間を把握することができます。また倒壊のリスクの高い所や、通行の不安があるところなど、避難の途中で気づいたことを確認し、地域全体の避難計画に反映することもできます。
 

避難訓練の様子(「みんなで防災 井地町自主防災会」より)

その後、一時避難所に到着した住民たちは、簡易トイレやテントなどを実際に組み立てて手順を確認していました。

設置された簡易トイレ(「みんなで防災 井地町自主防災会」より)
マンホールトイレ(「みんなで防災 井地町自主防災会」より)

「マンホールトイレ」は、下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時において迅速にトイレ機能を確保するものです。⽇常で使用している水洗トイレに近い環境を作ることができ、下水道に接続しているため汲み取りが不要で、衛生⾯でも利点があります。過去には東日本大震災や熊本地震で使用されました。

非常食の試食も行われた(「みんなで防災 井地町自主防災会」より)

また、備蓄している非常食の試食会も開催。水またはお湯を注ぐだけでご飯が完成するアルファ化米を備えており、実際に住民がお湯を注いで作りました。
長期化の可能性もある避難所生活。乳児や妊婦、高齢者など、さまざまな事情を抱えた住民が集まることが予想されます。
試食をした住民らは、「これならお米も柔らかくて小さな子どもも食べやすそう」「炊き込みご飯が美味しかった」と、災害時に食べることを想像しながら話していました。

「みんなで防災 井地町自主防災会」より

第2回は長須自主防災会

“もしも”のとき、あなたはどう行動しますか?
同じ地域に住む住民同士が協力し、命をまもる自主防災活動。ひとりでも多くの住民が参加し、自分事として取り組むことが大切です。

この番組では、市内の各地域で活動する自主防災組織を取材し、その取り組みを紹介していきます。第2回は川之江の長須自主防災会を紹介予定です。ぜひご覧ください!

「みんなで防災 長須自主防災会」より

番組情報

 

みんなで防災「井地町自主防災会」 コスモスタイムで随時放送中
みんなで防災「長須自主防災会」  ただいま編集中

※詳しい放送日についてはお気軽にお問合せ下さい

筆:四国中央テレビ 岡部桃子(防災士)

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