ちょっと深掘りNEWS

四国中央市でねんりんピック２種目開催！注目の地元選手４人にインタビュー

2023年9月25日(月)

高齢者の健康保持や生きがいの高揚を図る「ねんりんピック」が１０月２８日に愛媛県で開幕！四国中央市でも２競技が行われます。地元開催の大会をぜひ会場で応援しませんか？

　「若者には負けないぞ！」高齢者の健康保持や生きがいの高揚を図る「全国健康福祉祭」、通称「ねんりんピック」が10月28日に愛媛県で開幕します。
　観客を含め、延べ50万人の参加が見込まれる大規模なイベント。県内すべての市と町で様々な種目が行われ、四国中央市では「ラグビーフットボール」と「健康マージャン」の大会が開催されます。市内からも、この2種目に出場する選手がいます。
　地元開催の大会をぜひ会場で応援しませんか？注目選手をご紹介します！

　・ねんりんピックとは
　・四国中央市では２種目が開催
　・注目選手を紹介
　　　ラグビーフットボール大西啓介選手
　　　健康マージャン　大西敏夫選手
　　　健康マージャン　好井茂稔選手
　　　健康マージャン　鈴木稔選手
　・大会情報　みんなで応援しに行こう！
　・ねんりんピック関連ニュース一覧

ねんりんピックとは

　60歳以上の人々を中心とした、スポーツ・文化・健康と福祉等の総合的な祭典「全国健康福祉祭」。「ねんりんピック」という愛称で親しまれ、高齢者の国体とも言われています。「第35回全国健康福祉祭えひめ大会」は2023年10月28日～31日に行われ、県内全20市町で29種目が開催される予定です。
　勝敗や優劣よりも高齢者の方々が幅広く参加できることや、楽しさに重点をおいた内容になっており、会期中には健康フェアや高齢者が出展する美術展、音楽祭なども開かれます。

四国中央市では２種目が開催

　四国中央市では「ラグビーフットボール」、「健康マージャン」の大会が行われます。
　ラグビーフットボールは10月29日・30日の2日間、スカイフィールド富郷で試合が行われ、全国から集まった31チーム679名が参加する予定です。愛媛県代表チームは、埼玉県、岐阜県、富山県、名古屋市の4チームと対戦します。

　健康マージャンも同じく29日・30日に行われ、会場の伊予三島運動公園体育館には69チーム、276名が集まる予定です。個人戦と団体戦のほか、ゲストプロによる解説なども行われます。

注目選手を紹介

ラグビーフットボール大西啓介選手

　愛媛代表チームとして四国中央市から唯一出場する大西さん。元々ラグビーファンだったという大西さんは、29歳の時に市内のラグビーチーム「三島クラブ」に参加したことがきっかけでプレーを始めました。40歳からは松山市で活動するシニアラグビーチーム「愛媛思惑クラブ」に所属。大会にも参加し、全国のシニアラグビーチームとの交流試合を楽しんできました。
　ラグビーといえば激しいタックルやスピード感あふれるボールの奪い合いが印象的ですが、シニアになると安全に楽しくプレーを行うため、試合時間やルールが変わります。
　「年代ごとに色分けされたズボンを履いて試合をし、上の年齢のズボンの選手にはタックルができないなどの特別ルールがあります。60代は赤、70歳の私は今年から黄色のズボンです。ちなみに90歳以上の人は金色のズボンなんですよ」

　シニアの選手の中には、学生時代に名門校でプレーしていた人や元日本代表といった憧れの選手の姿も！世界で戦ってきた選手と、時を経て同じフィールドでプレーできるのが嬉しいと話します。

「『和気あいあい』と『闘志』が入り混じった雰囲気がシニアの魅力かな。試合が終わった後はノーサイド。懇親会で交流を深めるのも楽しみのひとつです」

　ラグビー愛あふれるベテラン選手が一堂に会するねんりんピックで、大西さんは選手宣誓を務めます。
「まずは１勝！長く試合に出られるようにがんばります」

健康マージャン

　JAうま生活文化センターで毎週土曜日に活動している「健康マージャン倶楽部四国中央」。高齢者の生きがいづくりと認知症予防を目的に2016年からスタートし、現在までに100名以上が参加してきました。
　「飲まない」「賭けない」「吸わない」をモットーに、頭脳戦と交流を楽しむサークルメンバーからは、11名が県代表としてねんりんピックに出場します。

大西敏夫選手

　松山市出身の大西敏夫さんは、就職がきっかけで四国中央市へ。会社勤め時代にマージャンを始め、退職後、健康マージャン倶楽部の立ち上げを知り参加しました。試合の最中は真剣にプレーしつつ、休憩になるとみんなで和やかに会話をするのが楽しいと話します。サークルの中での成績は中間くらいではないか、と謙虚な大西さんですが、地元開催の大会に向けて気合が入っています。

「大会では、できるだけ上位に食い込みたいと思います！」

好井茂稔選手

　好井茂稔さんは今年7月30日に長野県で開かれた「文部科学大臣賞　全日本健康麻将選手権」に4人チームの団体で出場。見事、準優勝に輝きました。この大会は年齢制限がなく、16歳から89歳までの幅広い選手が参加した中での好成績に、ねんりんピックへの士気が上がったと笑顔を見せます。

「団体戦は4人全員の総合点で成績が決まるので、上位に入るには全員が高得点を取ることが必要。緊張感はありますが、その分、達成感や喜びをみんなで分かちあえるのが嬉しい」

　相手との読み合いや駆け引きに勝った時が楽しい、ツキをいかに自分に呼び寄せるかが勝利のカギだと話す好井さん。地元での好プレーにも期待です。

鈴木稔選手

　好井さんと同じチームで戦い、今夏の「文部科学大臣賞　全日本健康麻将選手権」で団体準優勝に輝いた鈴木稔さんです。自分の試合を振り返って「まあまあ上手いこと打てたな」とにっこり。
　元々体を動かすのが好きでサイクリングが趣味だったといいますが、コロナ禍により活動が出来ず…。そんな中、誘われて３年前に始めたのが健康マージャンだったそうです。

「メンバーが多いので、毎試合くじ引きで対戦相手を決めてプレーします。いろんな人と試合をして交流が出来るので楽しいですよ」

　夏の大会での好成績を自信に、ねんりんピックでも団体で上位を狙います。