2021-01-01

美術家高原斉さんの銅版画展が、川之江町の坂本屋ギャラリーで開かれています。高原さんは銅版画の技法の一種「エッチング」を得意とし、日本現代版画大賞展優秀賞などの受賞歴を持っています。個展は１２年ぶりで、会場には無数の線で描写した繊細なタッチの作品６６点が並んでいます。
１９８７年から２０２１年までの年賀状の原画が中心に展示されており、丑年の２０２１年の年賀状の原画、「そもそものきっかけは…」は、ことわざ「牛にひかれて善光寺参り」がモチーフ。新型コロナウイルス禍のピンチをチャンスに変えるきっかけにしてほしいとの思いがこめられています。
また、地域文化誌「ジ・アース」の表紙原画や川之江地区の太鼓台や路地を描いた作品なども展示されています。
銅版画展は、２０２１年１月１１日まで、坂本屋ギャラリーで開かれています。

放送：西川