2019-04-10 [ 山本淑子のイチバン！ ]

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デジタルプレミアムコース：ムービープラス（122ｃｈ)
放送日：4/21（日）13：30～

（番組概要）

ジェイク・ギレンホール、真田広之らが共演したＳＦスリラー。国際宇宙ステーションを舞台に、未知の生命体を採取した宇宙飛行士たちを待ち受ける戦慄の運命を描く。
世界各国から国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）に集まった６人の宇宙飛行士。その目的は、火星で採取された地球外生命体の細胞を極秘調査すること。まさに神秘としか言いようのない生態に彼らは驚愕するが、その細胞は予想を遥かに超えるスピードで成長し、高い知性を見せ始める。

（山本淑子の今日のイチバン↓）

もし探査機が火星からわけのわからん生命体を採取してきたとしたら、宇宙ステーションに持ち込んで培養する、なんてことを本当にする？ぜったい危ないよなあ。実際、日本でも「はやぶさ」が小惑星の岩石粒子を持ち帰って話題になったが、カプセルの中身が「エイリアンの素」だったとしたら。
その生命体を無理やり生き返らせて、人間が窮地に追い込まれる、というSFの王道のような映画です。エイリアンとしては、かなり迷惑な話。勝手に侵入された上に、人類の敵にされてしまう。開発による自然破壊で未知のウイルスが蔓延するのに似ています。危機管理マニュアルを実行するんだけど、想定外のことが次々に起こって、取り返しがつかない。ああ、実際こうなるんだろうなと思わせるような展開。けっこう現実味があって、怖い。こういう映画では必ずクルーの中にアジア系がいて、それが真田広之なので、いっそう身近。おまけに地球では子どもが生まれたばかり。生気残って！と祈るような気持ちです。エイリアンの成長が早いので、最初からテンポよく進み、先がわかるんだけど飽きさせない。なかなかの秀作。「ライフ」っていろんな意味、考えちゃいます。