この番組がイチバン

井上公子のイチバン!

刑事カーディナル 記憶に巣喰う虫

2019-03-28 [ ]

© 2017 Cardinal Blackfly Productions Inc. & Sienna Blackfly Productions Inc. All Rights Reserved.
デジタルプレミアムコース:スーパー!ドラマTV(124ch)

(番組概要)
舞台はシーズン1から数か月後、初夏のアルゴンキン・ベイ。暗く長かった冬がやっと終わりを迎え、全てが青々と色鮮やかに見える季節が到来した。しかし、暖かく日の長い季節のはじまりは、同時に冷酷な悪人たちが血を求めて活動しはじめる時期でもあるのだ。シーズン2のはじめ、カーディナルの生活は落ち着きを取り戻したように見える。彼に関する内部調査は相棒デロームのおかげで解決し、過去の暗い事実をエサにした脅迫からも解放された。妻キャサリンは家に戻り、再び彼女らしさを取り戻しつつある。娘ケリーも秋から芸術系の学校に通うべく奮闘しており、カーディナルを取り囲む環境は安定しようとしていた。しかし、そんな落ち着いた平和な日々は、ある事件によって一変する。カーディナルとデロームは、頭に銃弾を抱えた若い女性が関係している不思議な事件に遭遇する。その“赤毛の女性”は、自分が誰なのか、どうやってそこへ来たのか、誰に撃たれたのか何も記憶がない。その後、2人は“赤毛の女性”を撃ったと思われる容疑者を突き止めるが、その人物は遺体で発見される。容疑者を捜索するカーディナルとデロームの2人は、“赤毛の女性”と協力して事件の真相を突き詰めていくが、2人が殺人犯の正体を明らかにしようとする中で、想像していたよりも複雑な危険が2人を待ち受ける……。

(井上公子の今日のイチバン↓)

海外ドラマは花盛り。北欧発のドラマも出尽くしたか、今回はカナダのドラマをご紹介。
北米大陸をアメリカと二分してる割には、カナダの情報って限定的だ。
長くイギリスとフランスで領地を分け、今も公用語は英語とフランス語。
新婚旅行にカナダを訪れた友人が「街全体が公園のように美しい」と言ってたのはバンクーバーだったか・・・。自然豊かなイメージのカナダ。森と湖。メープルの大木が緑をなし、紅葉し、雪を積む。
手つかずの自然…イコール人間の手の及ばない、神秘的な世界。
北欧でも「森」という場所は神の宿るところ。プロファイルし甲斐のある難事件が似合う。

主人公の刑事・カーディナルは、勤続30年を数えるベテラン。実はこれ「記憶に巣食う虫」はシリーズ2作目で
1作目で相棒の若手女性刑事とのコンビとしての成熟が描かれた模様。
何のドラマもそうだけど、登場人物たちはそれぞれの個人的事情を抱えている。
だからこそ、物語に深みが出て回を追うごとに見逃せなくなってくる。良質なドラマほど。
カーディナルも過去に原因のある影をたたえ、妻の精神疾患にさらにその表情は物憂げ感を増す。
若い女性相棒はそんな年上の同僚に心惹かれているのか・・・。

さて、自然いっぱいの場所には危険も隣り合わせ。北米ならグリズリーとか怖いよね。
もっと当たり前に、虫が危険を招く。
先日、カンボジアを訪問したが、デング熱を介する「蚊」を避けるよう厳しく注意を受けた。
カナダでは「ブユ」が危険みたい。
とにかく、森、水辺には虫が飛び交うシーンがあるので、気持ち悪くなる人は注意して。
年齢のいった女性は「飛蚊症?」と気になるかもしれませんが、画面には実際たくさんの虫が黒い点になって飛んでますのでご安心を。

物語は、森で頭部を撃たれ、その銃弾が脳内に残ったままの女性が生きて保護されたことから始まる。
何という奇跡!しかし、その銃弾のために記憶を失っている。
まず、生命を脅かす銃弾を取り出す手術が施されるが、開頭手術と思われるが、麻酔してない!!
手術中、彼女は歌いだす。何か思い出したのか、不安がる。震える。
この、患者の体の動きは手術に影響ないの???
すごーく繊細な場所にピンセット突っ込んでるようだけど!!
ハンニバルに脳みそ料理されたクラリスの同僚(レイ・リオッタが演じてた)も、ちょっとヘンだけど意識あったな。
痛くはないのかな…とにかくあのシーンは気が気じゃないです。
医療関係者の方、見てほしいです!!

捜査はいきなり、猟奇的な犯人像を予感させる展開で、今後に大いに期待が持てます。
北欧ドラマ「ブリッジ」は硬派な感じで、こちらは怖いもの見たさな感じ。
だけど、どちらも共通のにおいがする。
何かに「カナダ版北欧ドラマ」みたいな書き方されてたから、私の好きな雰囲気なのは間違いなさそうです。

この番組がイチバン

  1. コスモスCH制作中!

  2. カスタマーのブログ

月別投稿

この番組がイチバン
バックナンバーはこちら