このドラマが始まった時、思いがけないキャスティングに衝撃を受けたのを思い出す。私の中の不思議アイドルナンバー１、ジェームズ・スペイダーが主役だったこと。久しぶりの出演作に喜んだのもつかの間・・・「どこ？」「主役は？」
１９８０～９０年代、ナイーブな主役からコミカルな脇役まで、多彩に演じてた。スティーブン・ソダーバーグの「セックスと嘘とビデオテープ」ではカンヌで男優賞を受けた。正統派ではないけど、どこかに暗い影があって「クセ」がつよいタイプ。つかみどころがないのが魅力だった。
ところが、久しぶりに会った彼は若い頃の面影なく、太って頭がハゲて・・・。どこから見てもオジサン！眼力に、かつての彼を探すことしばし。ああ、年月の何と残酷なこと。うちのめされて、このドラマを始めは見る気になれなかった。
まあ、しかし。彼がオジサンになったということは、私もオバサンになったってこと。むしろ、年齢を受け入れ、年齢とともに役柄を選んで演じ分けている姿は、全くのプロではないか。しかも、正体を隠しながら、悪役であり、味方であり、シーズンが進むほどその存在の謎が深まる、面白い役をやってのけている。
ついにシーズン６では、捜査に協力する新米女性刑事と親子（!!本当に驚きの展開）だとか、彼女との関わり、そもそも彼が登場してきた経緯が明らかになっていきそうです。ということは、いよいよ、シリーズクライマックス！？終わりが近いのかな。これは、見なければ！
ドラマの放送に合わせて、プレゼントキャンペーンもやってます。放送終了後に発表される番号に電話するだけで、金券か何か、抽選で当たるそうですよ。放送後２時間限定らしいから、録画でご覧になる方は要注意です。